その他

10分間の緊縛体験


レッスンの中で10分程度の緊縛体験を受けました。

普段は縛りを教わる身である僕が、喜多先生に縛られてみる…という体験です。

結論から言うと、『逝きはしなかったけど、胸がドキドキする体験』でした。

心が高ぶってドキドキはしたけど、アレが↗こうなることはありませんでした。

 

まず何が凄かったのかと言えば、

①抱きしめ方が凄い

②縄に体が締め上げられて思考が停止する

③縄から解放された後も頭が回らない(ボーっとする)

主にこの3つです。

 

①抱きしめ方が凄い

喜多道場の緊縛は受け手の体を支えるために、縛る人が縛られる人の体をガシッと抱きしめる場面があります。

その場面が僕の体験縛りの中にもあったのだけど、本当に喜多先生の抱き方は凄い。

真面目な話、男が男に抱きつかれたら普通はものすごく不快じゃないですか。

その不快感が一切ないのです。真冬の寒空の下、首筋をふんわり温めるマフラーのような嫌味の無い抱き方なんです。

男の僕でさえこれ程の感動なので、女の子はそりゃあもうたまらないでしょうね。

 

 

②縄に体が締め上げられて思考が停止する

次に縄が体を締めあげる感覚についてです。

僕はSMクラブで女王様に縛られたことがあるのですが、SMクラブがお客に使うのは麻縄じゃなくて紐なんですよね。

だから縄で縛られたのは今回が初めてだったんですが、紐と麻縄で完全に別次元の締め上げ方で思考が停止しました。

SMクラブで紐で縛られた時、緊縛というよりは『拘束』という感じでした。

縛り方も同じ後手縛り(SM縛りの後手)だったんですけど、縛ったというよりは『動けなくした』という感じでした。

それはそれでイイんですけどね 笑

 

喜多先生に麻縄で縛っていただいた時は、『本物の緊縛』という感じがしました。縄が体に食い込んで、締め殺されてしまいそうな… そんな感じでした。

締め殺すというと残虐な行為に聞こえるかもですが、『体に縄を感じさせられている』というような感覚です。

もっと言えば『魂を握られている』とも言えます。

あなたも人生で一度くらいは、本気で死ぬかと思った経験ってあると思います。

・海で溺れたり…

・交差点で事故を起こしそうになったり…

そういう時、「命が危ない!!」って本能的に緊張が走りますよね。

その緊張に近い次元を感じたんです。

命が危ないけれど、どうしようもないような、、その境地へと導かれているような…。

「危ないッ!! 死ぬーー!!」って時の胸の高鳴りがずっと続くような… ね。

エロのエの字が入り込む隙間もないほど、ギチギチに魂を締め上げられて思考が停止する… そんな感覚でした。

 

③縄から解放された後も頭が回らない(ボーっとする)

縛られた状態から解放された時、縛られている時以上に頭が回りませんでした。

魂が抜けだして、どこかで迷子になってしまったかのような… どこか夢見ごこちな気分になりました。

いつもと同じ緊縛教室で、生きている中でトップ3に入るほど集中力を高めている時間だったはずなのに…です。

起きているのに寝ている感覚。

完全に無防備な状態とも言えますね。

ふわふわ~っとしていて、目はあけているのに寝て夢を見ている感覚に近い。睡眠が浅くなっている時に見ている夢のような感覚です。

この感覚が縛られて1時間くらいした後にも、フッと再び蘇ったりするわけです。

僕はバイクで通っているんですけど、運転中に思考停止が蘇ってきて、割とマジで危なかったです。

だからこれを読んでいる人は、喜多先生に縛られる日は車やバイクの運転は控えてくださいね。

たった10分の緊縛体験でこれほどの感想が出てくるくらい、奥深い体験でした。

 

今回僕を縛った相手は、喜多先生だったから本当に安心できる緊縛体験でした。

しかし仮に僕が女性だとして、ツイッターで適当に出会った『自称S男』に縛られる場合、本当に安心して身を委ねることができただろうか… とも思えました。

他人を動けなくする行為の本質…というのを身をもって理解した気持ちでした。

 

今回はここまでにします。

それじゃあ、またね。

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